.◆ 「2012GW旅行。 そうだ道東、行こう」 《 1日目:美幌根室篇 》 ◆2012年 5月 4日(金) おはようございます! 北海道2日目は北見市の「ピアソンホテル北見」にて迎えました。 心配していた天気ですが、窓から外を見ると道路は濡れていない・・・おっ?もしかして行けるんじゃね? でも、天気予報を見ると見事な傘マークが・・・っていうか、釧路市のマークが凄いことになっているよ?(汗) 交通情報もチェックしますが、とりあえず目的地方面の通行止めは無いみたい。 それにしても、上野からの寝台特急北斗星が東北地方の大雨の影響で5時間遅れって・・・おいおい大丈夫か? 温泉大浴場でほかって、朝食バイキングを頂いてからホテルを出発することにします。 それでは今日もCR-Zに乗って北見から出発しますよ~! 2日目は本土最東端の根室市まで向かいます。 JR石北本線 北見駅を横目に見ながら美幌経由で国道243号線をひたすら進みます。ちょっとだけ雨も降ってきたかな? 約1時間ほどの走行で目的地の一つである「道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠」に到着です。 この道の駅、屈斜路湖が一望できる美幌峠の頂上にあり文字通り壮大なパノラマ展望が楽しめる観光地になっています・・・が 大変だ!濃霧でなんも見えねぇー!!(汗) 麓の北見市や、美幌町では天気は辛うじてもっていたんですが流石に”濃霧”という脅威からは逃れられなかったですorz 画像では伝わり難いですが、実はこの時の視界は相当悪くてフォグランプ付けないと前が見えないくらいの酷さ 【 ※イメージ画像ですw 】 本来ならばこのような素晴らしい絶景が望めたはずなのに・・・本当に残念です ガッカリしていると、売店のおばちゃんから「お客さん諦めないでよ!」と何故か励まされたw なんでも「いま従業員総動員して換気扇を回して霧を飛ばしている」とサラッと豪語する店員のおばさんwww 面白いな~?ここの店員さん。 そんな愉快な店員さんがいる美幌峠道の駅売店で売られているのが名物「あげいも」 美味しそうなので1本買ってみて、濃霧で見えない屈斜路湖のパノラマを眺めながら食べてみることにしますw 朝日放送「朝だ!生です旅サラダ」で紹介されて一躍全国区になった「あげいも」 ”あげいも”とは、ホクホクの蒸したじゃがいもにドーナツ生地を塗して揚げたおやつ感覚の食べ物。 ボリューム満点でこれがかなり美味しい!ちなみに、これでたったの300円。大満足でした♪ そんな、あげいもを食べながら道の駅施設内を見学していると・・・ 「おいっ、なんだアレは!?」 我々の前に現れたのは、屈斜路湖に住む(と言われる)未確認生命体「怪獣クッシー」 あれですよ、イギリスのネッシーの屈斜路湖バージョンですね。 そうか・・・この濃霧は、きっと私に姿を見られることに危機を覚えたクッシーの仕業なんですね?(←絶対に違う) 道の駅をあとにして、美幌峠を下ります。山頂から少し標高下がるとようやく屈斜路湖畔が見えてきましたよ~ この辺りは「阿寒国立公園」に指定されています。 また火山帯なので周辺には温泉も豊富。そういえば、元々屈斜路湖も火山のカルデラ湖だったけ? 早速、温泉を満喫するため屈斜路湖畔にある秘湯温泉「コタン温泉」を目指します。 こちらが温泉ファンの間でも有名になっている「コタン温泉」です。 屈斜路湖畔に湧き出す天然温泉の露天風呂、ちなみに入湯料は驚きの無料!誰でも好きなときに入れます。 ただ、秘湯温泉と言うことなので色々とありまして・・・ 男女の区切りは便宜上あるものの遮る物は中央の岩だけ。その他に遮るものは一切ありません! つまり・・・実質的には「混浴温泉ですよ! こ・ん・よ・く!!」 大事なことなので二度言った ・・・せっかくなので、(色々と勇気を振り絞って)実際に入ってみた(ぉ 管理が行き届いているため秘温ですが、衛生面も問題ないですし湯温も少し熱めの丁度いい湯加減でした。 雨が酷かったせいか、観光客は皆無で私と秘湯ファンの男性の2人だけだったので気が楽だったのは逆に良かったのかな? あっ、一応簡易的ではありますが更衣室はありますので男女とも気にせず着替えはできますよ? そんな秘湯を満喫し、着替えて帰ろうとすると偶然女子大生のグループとすれ違う。 しまった!あと10分遅く来ていればあわよくば・・・(ナニカンガエテイルンダ) 「これ!のぞみん、何考えとるんじゃ!!」 くもじぃに咎められて正気に戻ったところで、次の目的地へ向かいます・・・あ~、混浴ぅ~!(まだ言うか) 屈斜路湖周辺は火山帯のため至る所から温泉が湧き出ます。ここ屈斜路湖畔の「砂湯」では砂浜を掘ると温泉が湧き出るみたいです。 ・・・実際に掘ってみた。 ぬ、ぬるい(ぇ 温泉というには程遠い温めの温泉が出てきた。いや、むしろ冷たいか。 コタン温泉のほうが良いですねw 次来るときは、絶対に見つけてやるからな!クッシー!! 首を洗って待ってろよ ・・・と、クッシー像に別れを告げてパイロット国道を一路東へ。 途中、弟子屈あたりまで北海道警のパトカーに先導されて低速走行を余儀なくされました。 弟子屈町を過ぎて、別海町に入ると辺り一面の牧草地。 1本の道路以外、な~~~~~んにもありません ただし・・・ 牛はいるけどな!! 初めてかもしれない”牛横断注意”の標識見たの・・・こんなの自動車学校では習わなかったぞ?(ぉ さらに、しばらく進むと・・・ 『牛横断注意』(別バージョン) やっと牧草地帯を抜けますが、道は続くよ何処までも~♪ いよいよ根室市に入りますよ。それにしても別海町、広すぎです・・・一体何十キロあるんだ? 国道243号線から根室市街地へ繋がる主要国道44号線に合流します やっとの思いで根室市内まできました。ちょうどJR根室駅前だけど、ここから納沙布岬までさらに30km近くあるのか 暴風雨のなか北見から走ること約4時間、本土最東端の北海道根室市「納沙布岬」に到着したよ~・・・寒い!! 5月だというのにコートが無いと凍え死んじゃうよ・・・あと風がメチャクチャ強い! 新千歳空港で念のためにと買ったビニール傘が開いて3秒でお釈迦になってしまいました・・・それくらい強いの! ちなみに、この赤線が今回ここまで通ってきたルート。よくもまぁ走ったな 納沙布岬は「日本最東端」ではなく、「本土最東端」。それを意味するものとして岬の一角にはとある施設があります。 それがこの北方領土資料館「北方館」 一応、北方4島って日本の領土ですからね。 館内には貴重な文献や、北方領土の歴史、どうしてこうなった!?という経緯など様々な展示品が公開されていました。 ふ~ん、北方領土の面積って石川県よりも広いのか・・・千葉・愛知・福岡とほぼ同じとな? それは分かるんですが「北方領土より狭い県が16もあります!」ってその情報は必要か?と北方領土より狭い県民は思うのです 「北方領土は日本の領土です」・・・か 早期返還できれば良いんですが、何と言うか少しだけ考えさせられる施設でしたね。 さて、館外へ出ると凄まじい暴風雨!カメラのレンズにも容赦なく雨水がついてしまいます そんななか次に向かったのは200mほど離れた場所にある「納沙布岬灯台」 灯台には登れませんが(いや、登れたとしてもこの雨風じゃ無理)本土最東端にきたって感じはありますね それでは、本土最東端「納沙布岬」を後にして今日の宿へ向かいましょうか。バイバイ!カニさん♪ ・・・で、帰る途中にちょっとだけ寄り道してみた 日本最東端駅「JR東根室駅」 JR根室本線の終点根室駅の1つ手前の駅ですが地理的事情でここが日本最東端駅になります。ちなみに無人駅。 以前も来たことはあるけど、ご覧の通り列車本数が壊滅的に少ないので下車してゆっくり見ること出来なかったんですよね。 ホームは木製という北海道らしい駅。ちなみに、駅周辺は典型的な住宅地となっています。 東根室駅から根室市街に戻り、日本最東端のイオン根室店(日本最東端多いな・・・) ・・・の向かいにある喫茶店「どりあん」に来てみました いろいろメニューはありますが、根室市といえば某観光ガイド雑誌でも大々的に紹介されたB級グルメがありますよね? それが、この「エスカロップ」略してエスカ。 出汁の効いた筍御飯の上に揚げたてのトンカツとデミグラスソースを乗せた料理です。 一口食べて・・・これは美味しい!筍御飯というのが意外なアクセントですね? カレーライスとか、ハヤシライスとは違う何というか程よい旨さを感じます。ぜひ、根室に来たら食べてみては? 遅めのお昼を食べたら再び寄り道~、相変わらず雨が酷いことorz 向かった先は日本最東端有人駅「JR根室本線 根室駅」 先ほどの東根室駅は日本最東端駅、こちらは終点だけど日本最東端ではないが駅員さんはいるので有人最東端駅・・・紛らわしい そんな根室駅にわざわざ立ち寄ったのは16:00発の釧路行き普通列車を撮影するため 何の変哲も無いディーゼル普通列車です。この列車に乗るわけでもないのに何故、ここまできたのか?それは・・・ 「ルパーン!たいほだぁぁぁ!!」 「そうは行かねぇな、とっつあぁん!」 JR根室本線(花咲線)で運用されているオリジナル塗装列車「ルパン・トレイン」を撮影するため。 車体にはお馴染みのルパンファミリーのオリジナル塗装が至るところに施されています。 それにしてもこのラッピング遠近法を使った結構本格的なもの。 拳銃を構えている銭形警部なんて今にも飛び出しそうなくらい迫力があります。思わず両手を挙げたくなっちゃうよw ヘッドマークもルパン仕様www 根室本線のルパントレインは期間限定ですが一見の価値はありますね。 色々なラッピング列車を見てきましたが、これはこれで見応えがある素晴らしい列車でした! 「おのれ、ルパンめ・・・まんまと盗んだな。それは、あなたの心です!!」(←これが言いたかっただけw) はいはい、そんな蛇足は置いといて今度こそ今日の宿泊場所へ向かいますよ? 外気温は6度。札幌新千歳空港からは600km以上もぶっ飛ばしています。HV車は燃費良いから本当に助かります~! 根室市から国道44号線を走って釧路方面へ向かいます。途中の道の駅スワン44根室にて休憩。ここが日本最東端の…(以下略 へぇ~、根室ってTBSドラマのロケ地になってたのか・・・ロケ地ガイドもあった。聖地巡礼者向けですねw ・・・なんて、暢気にコーヒー飲みながら休憩室をブラブラしていると道路情報コーナーが俄かに騒がしい・・・なんかあったの? 『【速報】中山峠全面封鎖!』という恐ろしい文字と緊迫した内容を伝えるテレビ報道・・・ 中山峠といえば札幌の奥座敷、定山渓温泉に繋がる峠。ここ釧路からは相当離れている。 この日は、北海道に台風から変化した爆弾低気圧が急接近していた当日。 札幌のことだから人事とはいえない現状。むしろ、進路的には帯広・釧路方面直撃コースだから明日は我が身・・・大丈夫かなぁ 不安に思いながら先を進むことにします。 そういえば、根室~釧路間の国道44号線は道内屈指の野生鹿の飛び出し危険地帯。 ・・・圧倒的に他より多いです。 この飛び出し鹿というのが本当に容赦が無いの!何の前触れも無く突然、道路脇から飛び出してくるなんて当たり前。 道路のど真ん中に鹿が屯したり、車に近づいてきたり・・・まるでサファリパーク状態! ・・・実際、私も遭遇しました。いや、本当にこれが危ないの!!突然飛び出してくるんだし、いつ跳ねてもおかしくない。 鹿を轢くと車が破損するのは当然ですが、それ以上に恐ろしいのが特に野生のエゾシカの角! 万が一にも鹿を轢いて、その鋭い角が運転席に突き刺さったら・・・想像しただけで怖すぎです!これ、夜は運転できないよな そんな、エゾシカ衝突を回避するために心掛けておく事はただ一つ。 『野生動物は交通ルールを知りません!!』 ・・・ごもっともです。これが結構本当で、エゾシカって車が近づいても逃げない場合があるんですよね~? だから、鹿を発見しても「来ないだろう」とか「逃げてくれるだろう」という思い込みはご法度らしい。 エゾシカを発見したら即減速&ハザードランプで後続車両に危険を知らせることが重要 そんな、エゾシカ飛び出し危険エリアを通り抜けて釧路市まできましたよ!JR釧路駅前です。 今日は釧路駅前にある「ロイヤルイン釧路」さんに宿泊します。 以前、鉄道で釧路へ来た際に満室で泣く泣く宿泊を諦めたロイヤルイン釧路さん・・・念願かなってリベンジ成功! ホテルにチェックインして天気予報を見ると・・・おいおい、札幌方面の降水量が半端ないな。 帯広・釧路方面も多いし。嫌な予感がするなと直感で感じフロントでノートパソコンを借りてきて道路交通情報センターへアクセス。 『道東自動車道 浦幌IC~池田IC 大雨のため通行止め』 ・・・やっぱりか!!!!!!!! な、何とかなるよ?ぜったいダイジョウブだよ!? 自分に言い聞かせて夕食を食べるために釧路の繁華街へと向かいます。しかし、外は恐ろしい暴風雨! あの~、あそこの信号機がメトロノームみたいにアリアエナイ動きで左右に振れているんですけど・・・ 釧路といえば、海産物も美味しいですが今回はあえてご当地B級グルメを巡るということで、レストラン『泉屋本店』へ来ました 色々とメニューは豊富にありますが、一つだけ他の地域には無い異彩を放つメニューが・・・ 『スパカツ』(900円) おかしい、なんかおかしいぞ?このサンプル食品www ・・・というわけで、こちらが釧路名物「スパカツ」です。・ ミートソース・スパゲッティーの上にトンカツを乗せたという有りそうで無かった釧路のご当地B級グルメ。 根室のエスカロップといい、釧路のスパカツといい、道東ではトンカツ料理が多いのかな? 結構なボリュームがあるんですよね~?スパカツ。 正直、お昼に根室でエスカロップ食べたあとにこれは・・・でも、そこはネタを求めるブロガーの意地というか・・・食べたよ! 味はこれが結構美味しい。熱々の鉄板に乗ったスパゲッティと絡み合うミートソースが相性抜群なのは言うことなしですが、 肝心のトンカツも一口食べれば肉汁が溢れんばかりに出てくるので、ガッツリ系が好きな方には良いかもしれません。ご馳走様でした はぁ~、お腹もいっぱいになったことだし満足して、釧路市内をCR-Zで疾走しながらホテルへと戻ります。 そのころ宿泊先のホテル部屋では・・・ 「ねぇ、札幌への高速道路通行止区間が伸びているんだけど・・・コレ、のぞみんに伝える?」 果たして、のぞみんは無事に札幌へ戻れるのか?北陸へ帰れるのか!? 3日目へ続きますw 【 本日走行距離:374.8km (ホンダレンタリース千歳(新千歳空港)~北見市)】 旅行記に関するご感想等はWeb拍手かメールでお願いします。 ジャンル別一覧
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